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結婚指輪・婚約指輪なら、The World’s Most Beautiful DiamondⓇ “世界で最も美しいダイヤモンド”、ラザール ダイヤモンド

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BLOG & TODAY'S COLUMN

[ 2018年05月24日 04時33分 ]

ダイヤモンドのカッティング工程 10 ~ ボトムブリリアンディーリング ~

ダイヤモンドのガードル部分より上部を完璧に磨き上げたあとは、下部の最終仕上に入ってまいります。

上部と同じように下部も8面のブロッキングがされておりますが、これに16面のロアーガードルファセット(ハリファーファセット)を磨き上げてまいります。元となる8面がパビリオンメインファセットなので、既に磨き上がっています上部のアッパーガードルファセットに合わせて、上下を完璧な対象性を保たなければなりません。上下の面が少しでもずれて磨かれると、反射率、屈折率に大きく影響して、ダイヤモンド自体が小さく見えたり、七色のファイヤーの量が損なわれたりしてしまいます。

パビリオンメインファセットとロアーガードルファセットとの分岐点を「笹目点」(ササメテン)と言いますが、この理想的な比率は、ガードルからキューレットまでを100%としますと、78%対22%が理想的とされております。これはダイヤモンドの輝きの3原則の「ブライトネス」は、パビリオンメインファセットが主な役割をはたすのに対して、
「ファイヤー」はロアーガードルファセットが主な役割を発揮するために、最良のバランスを保つ比率になっている為なのです。

このファセットが完璧に施されれば、下部25面が出来上がり、58面のラウンドブリリアントカットが完成することになるのです。