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〝KING〟 FIRST APPEARANCE 〝THE ED SULLIVAN SHOW〟
1956年9月9日キング オブ ロックンロールことエルヴィス プレスリーが、アメリカCBS放送のエド サリバン ショーに初めて出演しました。このショーは1948年から1971年まで23年間も続いた長寿番組で、様々なゲストによるトークと〝芸〟が披露される1950年代及び60年代のアメリカにおいて絶大な支持と人気を誇ったヴァラエティーショーです。かつて報道番組にも携わったことのある司会者のエド サリバンは厳格なカトリック教徒として知られ、人種差別を嫌い黒人はもちろん様々な国籍の人々も出演させました。この時点のプレスリーは「ハートブレークホテル」の大ヒットからミリオンセラーを連発、ロックンロールのブームにもと、全米はもちろん世界的にも彼の人気は高まっていく最初の年にあたります。当初エド サリバンはプレスリーの出演に前向きではなかった様ですが、結局この回の全米視聴率は82.6%を記録しています。さらに10月28日と翌1957年1月6日の都合3回プレスリーは出演していますが、エド サリバンは3回目の放送で当時、卑猥であると物議を醸していたプレスリーの歌いながらの派手なアクションを封じ込めるべく、テレビ画面でプレスリーの上半身のみを映すといった手段をとり、これも大きな話題となりました。プレスリー自身も後に「操り人形のようだった」と振り返っています。