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1782年6月20日はアメリカの国璽として〝グレートシール〟のデザインが決定された日です。国璽とは国家の表徴として押される図柄のことで、国の重要書類等に用いられます。アメリカのグレートシールには表面と裏面があり、表面には国鳥であるハクトウワシが13枚の葉がついたオリーブの枝と13本の矢とをそれぞれの足に握っています。これは戦争と平和を表しておりワシの頭がオリーブの方に向いているのは平和を望む姿勢が表されています。ワシが加えている布には合衆国のモットーで〝多数から一つへ〟とラテン語で記されています。裏面には〝プロピデンスの目〟とその下に13層のピラミッドが描かれています。プロビデンスの目とはキリスト教における神の全能の目を意味しており、ピラミッドは新しく生まれた国家を表しています。こちらにもラテン語で〝神は我々の取り組みを支持する（した）〟と記されております。表裏それぞれの13の数字はイギリスから独立した際の13州にちなんでいます。