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トップ オブ ザ ダイヤモンド 3
ダイヤモンドは地球上で一番高価で、希少性が高く、美しいとされているのに、何故マークが無かったのでしょうか。私たちの周りにある製品を見渡すと、JASマークやJISマークなど消費者を守る見地から、国が定める規格や基準が存在し、品質の信頼性を高めています。企業名やブランドのロゴが何かしらの製品には刻まれているのに、ダイヤモンドやエメラルド、ルビー、サファイアといった高級宝石には確認できるマークが無いのが一般的なのです。ラザール・キャプラン社は、1982年に世界で初めてダイヤモンドのガードル部分(輝きに唯一影響の無い面)にミクロのレーザー刻印による認識マーク(マイクロID刻印)を施すことに成功しました。この刻印は約30ミクロンの大きさで、女性の髪の毛よりも細い文字で刻まれ,ダイヤモンドの外周面であるガードルと呼ばれる箇所に刻印されます。輝きに影響の無い面という事と外周である事で、製品化された後でもスコープ等で確認が出来る事が画期的なマークであると世界中から称賛されております。現在は世界の主要鑑定機関において、この刻印ができるようになりました。この刻印は一度入れると、削り落とさない限り半永久的に残る為、そのダイヤモンドの品質の証明と所有者の保護などに大きく役立つマークになっております。自信のある品質を保証し、長い年月を経ても尚,安心していられるダイヤモンドを提供できるメーカー、ブランドだけがこの刻印を施せるのです。一生に一度の感動の場面や、大切なパートナーへの長年の感謝の気持ちを伝える結婚記念日のシーンには、信頼できるダイヤモンドブランドのプレゼントを送りたいものですね。