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ダイヤモンドのカッティング工程 9 ~ トップブリリアンディーリング ~
ダイヤモンドのカッティングの基礎となる、上部8面下部8面いわゆる「エイトシェイプ」の検査が無事終了すると、いよいよカッティングの最終段階に入ってきます。
クラウン側のメインとなるベゼルファセットを基礎とし、そこから8面のスターファセットと16面のアッパーガードルファセット(ハリファーファセット)を磨いてまいります。この工程は全行程の中でも一番細かい面を作っていきます。
理想的なダイヤモンド「アイディアルプロポーション」の場合、スターファセットとアッパーガードルファセットの接点となるポイントは、テーブルとガードルのちょうど真ん中(50:50)になるように磨いていきます。スターファセットが小さすぎると煌きが減り、大きすぎると白色光が減ります。アッパーガードルファセットは小さすぎても、大きすぎても輝きが劣り、暗く見えてしまうことで遠くから見ると、ダイヤモンドの直径が小さく見えてしまいます。
大きさのバランス、上下の長さ、対角線のシンメトリー、ガードルとのバランス等、とても繊細で困難な作業工程となります。この工程を担当するカッターは、中でも熟練のカッターが担当する事が多く、1箇所崩れると全てやり直しとなってしまい、歩留まり率も大きく落ちる事になってしまいます。
この検査がクリアされると、ようやく上部クラウン側の33面が完成することとなります。
クラウン側のメインとなるベゼルファセットを基礎とし、そこから8面のスターファセットと16面のアッパーガードルファセット(ハリファーファセット)を磨いてまいります。この工程は全行程の中でも一番細かい面を作っていきます。
理想的なダイヤモンド「アイディアルプロポーション」の場合、スターファセットとアッパーガードルファセットの接点となるポイントは、テーブルとガードルのちょうど真ん中(50:50)になるように磨いていきます。スターファセットが小さすぎると煌きが減り、大きすぎると白色光が減ります。アッパーガードルファセットは小さすぎても、大きすぎても輝きが劣り、暗く見えてしまうことで遠くから見ると、ダイヤモンドの直径が小さく見えてしまいます。
大きさのバランス、上下の長さ、対角線のシンメトリー、ガードルとのバランス等、とても繊細で困難な作業工程となります。この工程を担当するカッターは、中でも熟練のカッターが担当する事が多く、1箇所崩れると全てやり直しとなってしまい、歩留まり率も大きく落ちる事になってしまいます。
この検査がクリアされると、ようやく上部クラウン側の33面が完成することとなります。