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ウルフマン・ジャック ショー
1938年1月21日ニューヨーク、ブルックリンにDJのウルフマンジャックことロバート・ウェストン・スミスは誕生しました。セールスマンをへてワシントンD.C.の全米放送アカデミーでDJを学び1960年にデビューを果たします。その後はいくつかの海賊放送局でキャリアを重ね、彼の声は全米中に知れ渡ることとなりました。1960年代中頃には犬の遠吠えをまねた叫び声が彼のトレードマークとなり、〝ウルフマン・ジャック〟を名乗り出します。1970年から86年までAFN(米軍放送網)で「ウルフマン・ジャック ショー」を放送、これは音楽(主に1950年代以降のロックやポピュラーソング)とコントを展開する世界中様々な放送局で聞かれる人気番組となります。彼のスタイルは後進のDJに大きな影響を与え、心臓病で57歳で他界した翌年の1996年、「全米ラジオの殿堂」入りを果たします。ラジオ以外での彼の活動は映画やレコードにもおよび、最も有名なものに映画「アメリカン・グラフィティ」に彼自身の役で出演し、映画のサントラ版の数曲で彼のDJが聞くことができます。1973年公開のジョージ・ルーカス監督脚本のこの映画は青春映画の名作に数えられ、レコードは初期のロックンロールの名曲と見事な曲順に彼のDJが花を添える構成になり、〝オールディーズ〟のバイブルとしても知られています。