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本日4月27日はドイツの作曲家ベートーベンが、彼の代表作の1つである「エリーゼのために」を作曲した日（1810年）です。もともとは知人のテレーゼ・マルフアッティを念頭に作曲された曲で、彼の悪筆のため〝テレーゼ〟が〝エリーゼ〟と解読されたという説があります。また近年にはソプラノ歌手エリザベート・レッケルの為の曲という学説も発表されたようです。本当のところは誰に捧げた曲なのか、今となっては当の本人しか知りようのないお話ですね。ピアノ曲としては腕前が中級者あたりの曲とされているようですが、わかりやすい旋律を強弱をつけて演奏する表現力が求められる楽曲と言われています。親しみやすいメロディーはアレンジされてポピュラーにもとりあげられて、約150年後にドイツで活動していた歌手カテリーナ・ヴァレンテにより「情熱の花」として広く世界に知られることとなりました。日本でも様々な歌手にカバーされ、最もヒットしたのはザ・ピーナッツの日本語版で紅白歌合戦でも披露されました。またさらに20年後、ザ・ヴィーナスの「キッスは目にして」としてもヒットしています。