BLOG & TODAY'S COLUMN
ダイヤモンドのカッティング工程 5 ~ラッピング~
トップブロッキングとボトムブロッキングで、上下の基礎となるファセット(面)を作り出した後は、もう一度ガードルを磨き直して「ナチュラル」と呼ばれる磨き残しを取り除く作業を施します。この工程で、ほぼ真円に整えた後には「ラッピング」という工程に入ります。
ラッピングとは、上下の基礎面に8箇所の面を更に作ります。この面はいわゆるクラウン側のスターファセットの元になるファセットと,パビリオン側のメインファセットの元になるファセットを作り出します。
クラウン側は、テーブルとなる大きな面からガードル側への三角に伸びる面を8箇所、左右均等に磨いていきます。ファセットの頂点がガードルに到達した時点で、一時研磨を止めます。パビリオン側も、ガードルからキューレットに向かって三角に伸びる面を8箇所作ります。クラウン側と同じように、キューレットに到達した時点で研磨を止めます。この面は、パビリオンメインファセットの元になる面で、アイディアルメイクの上から入ってきた光りを、上部へ全反射する為のとても大事なファセットを作ります。
全てにおいて言えることですが、前後左右、それから上部と下部の対称性が少しでも崩れると、輝きに多大なる影響を与える事となり、修復は困難となります。
この対称性と平行性によって、「ハート&キューピット」と言われる、正確なシンメトリーが出来上がります。
ラッピングとは、上下の基礎面に8箇所の面を更に作ります。この面はいわゆるクラウン側のスターファセットの元になるファセットと,パビリオン側のメインファセットの元になるファセットを作り出します。
クラウン側は、テーブルとなる大きな面からガードル側への三角に伸びる面を8箇所、左右均等に磨いていきます。ファセットの頂点がガードルに到達した時点で、一時研磨を止めます。パビリオン側も、ガードルからキューレットに向かって三角に伸びる面を8箇所作ります。クラウン側と同じように、キューレットに到達した時点で研磨を止めます。この面は、パビリオンメインファセットの元になる面で、アイディアルメイクの上から入ってきた光りを、上部へ全反射する為のとても大事なファセットを作ります。
全てにおいて言えることですが、前後左右、それから上部と下部の対称性が少しでも崩れると、輝きに多大なる影響を与える事となり、修復は困難となります。
この対称性と平行性によって、「ハート&キューピット」と言われる、正確なシンメトリーが出来上がります。