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秋の味覚
みなさまおはようございます。
関東地方は長い雨が続き、気温も低く、秋を通り越して冬になってしまったかのような気候ですが、暦のうえではまだまだ秋です。
読書の秋、スポーツの秋と言われますが、やはり食欲の秋も気になりますね。
そんな秋の味覚の王様といえば「松茸」ではないでしょうか。
高級品として知られていますが、なぜ高級なのか、皆様ご存知でしょうか。
松茸は赤松という松の木の根元に生息します。
また、落ち葉などの養分が豊富な土壌よりも、痩せて養分の少ない土壌を好む傾向にあるそうです。
しかし日本では、人々の生活が近代化したため、山に入ることが少なくなりました。
結果、山に落ち葉などが蓄積し、松茸が好む痩せた土壌が保たれなくなってしまったそうです。
また、赤松自体も減少していることから、松茸が生息できる場所が減り、松茸の希少価値が上がって高価になったというわけです。
もちろん、人工栽培ができないという点も、松茸が高価な理由のひとつです。
ちなみに海外では日本ほど松茸を食べる習慣がないため、希少価値がさほど高くないこと、収穫から時間が経っていることなどを理由に国産の松茸よりもお手頃な価格で手に入れることができます。
しかし輸入の際に根本の土を全て取り除かなければならないことから、国産と比べるとどうしても風味が劣ってしまうのが難点です。
ちなみに松茸の産地日本一は長野県、次いで岩手県、岡山県、和歌山県も有名です。
松茸の旬は短いですので、美味しそうな松茸を見かけたらぜひ購入したいものですね。