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結婚指輪・婚約指輪なら、The World’s Most Beautiful DiamondⓇ “世界で最も美しいダイヤモンド”、ラザール ダイヤモンド

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BLOG & TODAY'S COLUMN

[ 2017年02月12日 06時14分 ]

伝説のダイヤモンドカッター 9

ラザールキャプランがヨンカーダイヤモンドのカッティングに見事成功する約5年ほど前に、キャプランはもうすでにアメリカの宝石業界に大きな影響を及ぼす大仕事をしていたのです。1931年、アメリカに宝石学の世界的教育機関、GIA(Gemological Institute of America)が設立されます。当時はジュエラーのほとんどは自分自身の経験と勘を頼りに、宝石の鑑別やグレードを見分けていました。この時、小売のジュエラーである理想家のロバート・M・シップリーが南カリフォルニアに宝石学校のGIAを設立する事になるのです。GIAの設立によって、現在の国際的に認められているダイヤモンドグレーディングと、その品質表示方法として用いられているガイドライン『4C』が確立するのです。この『4C』の基礎を作ったのが、ラザールキャプランなのです。そして、ダイヤモンドのカラーグレーディングに使われる最初のマスターストーンにラザールキャプラン社のダイヤモンドが採用されました。その後もキャプランはマスターストーンを世界中に供給し続けるのです。カラーグレーディングの他にも、最も世界に影響を与えたのは、カットプロポーションの概念を変えた事でした。従兄弟である数学者、マルセル・トルコフスキーの『ダイヤモンドデザイン』の論文を世界で始めて実践し、理想的なダイヤモンドのプロポーションを確立したのです。この事で、今日のダイヤモンドカッティンググレードの最高峰『EXCELLENT』などのわかり易い指標が出来上がります。これら多大なる貢献から、後にキャプランはGIAの名誉副会長に任命される事になるのです。これらの功績などにより、世界の名門ジュエラーからの厚い信頼を得ることとなります。