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ダイヤモンドは大きさが全てではない?知っておきたいダイヤモンドの輝きについて
芸能ニュース等で、○カラットのダイヤモンドをプレゼントされたというような報道をよく見掛けることが多いことでしょう。
今回はダイヤモンドを含む宝石の重量を測定する基準の、“ct=カラット”について少し考えたいと思います。
まずカラットは、大きさを表す単位ではなく、重さを表す単位になります。1カラット=200ミリグラムで、日常にある身近なもので例えると、ボールペンのプラスチックキャップと同じくらいの重さとなります。そう考えると、軽いという印象をうけるかもしれません。
一般的に、ダイヤモンドは大きければ、大きいほど(カラットは重さなので、重ければ大きいほど)良いのだろうかといった声を聞くことがあります。
ダイヤモンドの判定基準の4Cの中で一番広く知られている「カラット」ですが、ダイヤモンドの美しさを決める重要度としては、それほど高くはないでしょう。カラットはダイヤモンドの大きさ(重さ)を測るものであって、カットや輝きを評価するものではないからです。
ダイヤモンドカッターは、ダイヤモンドの大きさを残すのか、それとも美しさ、輝きを優先するためにダイヤモンドのプロポーションにこだわるのかを選択しなければなりません。
ダイヤモンドは、原石のままだと綺麗にひかってくれません。研磨してこそ、綺麗に光り輝いてくれます。
ダイヤモンドを選ぶときは、カラットだけにこだわらず、ダイヤモンドのカットにもこだわってみるといいかもしれません。